「タイ古式」とは、タイに伝わる、ストレッチと押す手技を組み合わせた施術のことです。セラピストが自分の体重を使って、お客様の腕や脚、背中をゆっくり大きく伸ばしていくのが特徴で、服や施術着を着たまま受けられます。この記事では、タイ古式でどんな動きをするのか、ほかの施術との違い、向いている人、そして予約前と当日に知っておくとよいことを説明します。
タイ古式の意味
タイ古式は、タイで長く受け継がれてきた伝統的な施術で、現地では「ヌアッド・タイ」などと呼ばれています。寺院で伝えられてきた歴史を持ち、2019年には「ヌアッド・タイ」としてユネスコの無形文化遺産にも登録されました。日本では「タイ古式マッサージ」「タイ古式ストレッチ」とも呼ばれます。
施術の中身は、押す手技とストレッチの組み合わせです。手のひらや親指で体を押してほぐしながら、腕や脚を持ち上げたり、体をひねったりして、筋肉を大きく伸ばしていきます。セラピストは腕の力だけでなく、自分の体重や、ときには足も使って、ゆっくりと圧をかけます。
本場では床に敷いたマットの上で行うのが基本で、日本のお店でもマットや低いベッドを使うところが多くあります。その動きの大きさから「二人で行うヨガ」とたとえられることもあります。
具体的にはどんな動きをするのか
タイ古式の施術は、足もとから始めて、脚、背中、腕、首へと、全身を順に伸ばしていくのが一般的です。

たとえば、仰向けに寝た状態で片脚を持ち上げてももの裏を伸ばしたり、うつ伏せで脚を曲げて前ももを伸ばしたりします。座った姿勢で背中を反らせる動きや、横向きに寝て体をひねる動きもあります。ひとつひとつの動きはゆっくりで、呼吸に合わせて少しずつ伸ばしていきます。
もみほぐしや指圧が「こりのある場所をほぐす」施術だとすれば、タイ古式は**「体全体を大きく動かして伸ばす」施術**です。自分でするストレッチでは届かない角度まで伸ばしてもらえるので、施術のあとに体が軽くなったように感じる方が多くいます。
福岡のメンズエステでの実情
福岡では、中洲・天神・薬院や博多駅周辺のお店の多くが、オイルの全身コースを基本にしています。タイ古式だけのコースを設けているメンズエステは多くありませんが、コースの中にタイ古式のストレッチを取り入れているお店や、「ドライ」のコースの一部として行うお店があります。
タイ古式をしっかり受けたい方は、コース案内で「タイ古式」「ストレッチ」「ドライ」といった書き方を探してみてください。セラピストの紹介文に、得意な施術として書かれていることもあります。本格的なタイ古式は時間をかけて全身を伸ばすので、コース時間は長めのものを選ぶと、急がずに受けられます。
お客様の視点:タイ古式が向いている人と、伝えておくこと
タイ古式は、体のかたさが気になる方、同じ姿勢が長く続いて全身がこわばっている方に向いています。デスクワークや車の運転が多い方、運動のあとに体をしっかり伸ばしたい方にも選ばれています。
体を大きく動かす施術なので、施術前のカウンセリングで伝えておくことがとくに大事です。腰痛・けが・手術のあとなど、動かすと痛む場所があるときは、必ず伝えてください。その場所を避けたり、動きを小さくしたりしてもらえます。伸ばす強さの好みも、ほかの施術と同じように「軽めで」「しっかりめで」と伝えれば調整してもらえます。
施術中に痛みや違和感があるときは、我慢せずにその場で伝えて大丈夫です。気持ちよく伸びている感覚と、痛みはちがいます。オイルを使わない施術なので、終わったらそのまま着替えて帰れます。
もっと詳しく
- メンズエステの施術内容とコースの種類 — ドライとオイルの違いを含め、コースごとに何をするのかを説明しています
- 初めてのメンズエステ:当日の流れ — 予約から施術後まで、カウンセリングを含めて当日どう進むのかをまとめています
- メンズエステのマナー・NG集 — お互いが気持ちよく過ごすための心づかいをまとめています

